宗教と政府はいっしょ?
こんにちわ、社会派ブロガーのえびやまです。
今日は、「宗教と政府はいっしょ?」というテーマでお話していきたいと思います。
先日ふと、アメリカで起こった同時多発テロのことに思いだし、タイトルのことを考えました。
イスラム過激派なんてただの野蛮なテログループ組織という認識でしか有りませんでしたが、これらは宗教の戒律で厳格に入信(?)テストを施し選別されたメンバーで構成されており、規模感といいたとえばISISなんてグループもありますが、もはや[国]といっても間違いではないくらいですよね。
宗教と政府、政治と宗教ですしまったく別物といえば別物なんですが実は共通点があります。
1つ目は、人々を何かしらの方向へ動かす力があるということ
2つ目は、権威であること
順番に見ていきましょう。
まず1つ目の「人々を何かしらの方向へ動かす力があるということ」ですが、これってものすごく可能性というか、エネルギーを秘めていることだと思います。
わざわざ説明するまでもないですが、人々が集まれば大抵のことは出来てしまいます。それこそ宗教戦争にしろフランス革命にしろ、人が知恵を出し合って一つの方向に向かえば国をひっくり返すことだってできちゃうわけです。
そんなことをしでかすポテンシャルが、宗教にも政府(国)にもある。
共産主義国なんかだと、宗教も規制がかかっていたそうですね。それは宗教のもつ人々を動かす力が、国にとって脅威だったからでしょう。
現に例えばローマ教皇や天皇陛下のお言葉って、絶大な影響力がありますよね。それはその宗教を信じる人々が背景にいるから、それだけの影響力をもつんですよね。
2つ目は、[権威であること]です。
権威があると、シンプルに影響力持ちますよね。だってすごそうだから。
この「すごそう」という理由だけで立派に権威を持つことは可能です。カルト宗教なんか典型ですね。冷静に見ればおかしなところに気が付きそうですが、周りの信者がもり立てて、空間演出などを駆使し、さもすごいことのように見せる。
しかもこれは、ヒエラルキーを形成し組織力を発揮できるという点で発展可能性が高いです。つまり、どんどん大きくなっちゃうかもしれないということです。
冒頭のイスラム過激派のように現実に力を持つ可能性もあります。だから国は宗教の動静に注意をはらっているのです。国の統治下で、そんな一大勢力ができちゃったら、味方なら良いけど敵対されると大変ですからね。
そんなこんな、戦前日本で、神社神道が国教として設定され、国民を一致団結して敵国に立ち向かわせるイデオロギーに使われた歴史もあり、宗教ってポテンシャルすごいな、と考えさせられました。欧米では宗教戦争勃発しまくりですしね。
こんな感じで、宗教についてあまり馴染みがないとは思いますが、世界に数ある共同体のうち、実はそんな歴史のある共同体のひとつなんだと、知っていただければなとおもいます。
ではでは!